フォトグラファー大竹宏明のWEBサイト

こんな写真が撮りたい!自分が意図したとおりの写真を撮るには

 

こんにちは。

PHOTOTOL(フォトトル)の代表、大竹宏明です。

今日は、シャッタースピード、f値、ISO感度の、関係性についてお話します。

このコツをつかめば、自分の意図したとおりの写真が撮れるようになり、撮影がとても楽しくなります!

話だけでは分からないと思うので、カメラをどのような設定にしたか、実際に撮った写真を載せて、お話ししていきます。

クリスマスも近いので、クリスマス人形を使ってみました。北欧のノルディカデザインというブランドの、ニッセ人形です。

いやーかわいい!

8_DSC_9538kl

 

 

まず、被写体となる人形たちの位置関係ですが、上から見るとこのような配置です。

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手前から、赤いサンタ、青いサンタ、中ぐらいの木、小さい木です。

撮影環境ですが、晴天、正午ごろ、一般的な蛍光灯のオフィスの机の上、窓際です。右側から外の光が差し込んでいます。ストロボは使っていません。

 

設定①〜シャッタースピード 1/125 f値 2.8 ISO感度 6401_DSC_0235kl

赤いサンタ以外はボケてしまっています。

f値の数字が小さければ小さいほど、ボケます。

 

設定②〜シャッタースピード 1/125 f値 5 ISO感度 6402_DSC_0237kl

設定①と②の違いですが、f値を「2.8」から「5」に絞りました。

写真が暗くなり、奥側の青いサンタと木の形が、はっきりと見えるようになってきました。

f値を大きくする(=絞る)と、写真が暗くなり、ボケ加減が緩くなります。

 

設定③〜シャッタースピード 1/60 f値 5 ISO感度 6403_DSC_0238kl

設定②と③の違いですが、シャッタースピードを、1/125から1/60に遅くしました。

「シャッタースピードを遅くする」=「取り込む光が多くなる」ということです。

ボケ加減は②と同じですが、写真が明るくなりました。

 

ここがポイントなのですが、雑誌やネット上でよくある説明では、ここが抜け落ちているんですよね。

f値を「2.8」から「5」に絞ると、ボケ加減が緩くなるとしか書いていなくて、同じ明るさの写真が掲載されていたりします。

f値を「2.8」から「5」に絞って、同じ明るさの写真を撮りたければ、シャッタースピード(またはISO感度)も、同時に変えなければいけません。

※ストロボを使用した場合を除く。

 

設定④〜シャッタースピード 1/60 f値 8 ISO感度 6404_DSC_0239kl

設定③と④の違いですが、f値を「5」から「8」へと、さらに絞りました。

写真が暗くなり、ボケ加減も緩くなり、奥の青いサンタが、はっきり見えるようになってきました。

 

設定⑤〜シャッタースピード 1/30 f値 8 ISO感度 6405_DSC_0242kl

設定④と⑤の違いですが、シャッタースピードを、1/60から1/30に遅くしました。

ボケ加減は④と同じですが、写真が明るくなりました。

 

設定⑥〜シャッタースピード 1/125 f値 8 ISO感度 6406_DSC_0243kl

設定⑤と⑥の違いですが、シャッタースピードを、1/30から1/125に早くしました。

「シャッタースピードを速くする=取り込む光が少なくなる」ので、写真は暗くなります。

 

設定⑦〜シャッタースピード 1/125 f値 8 ISO感度 25007_DSC_0245kl

設定⑥と⑦の違いですが、ISO感度を、640から2500に上げてみました。

ボケ加減は⑥と同じですが、写真が明るくなりました。

※ISO感度を上げすぎると、写真が粗くなります。この話はまた今度!

 

難しいですよね。

写真を、オートモード設定で撮るのは、簡単です。

ただ、背景を思いっきりボカしたい、程よくボカしたい、明るくしたい、暗くしたいなど、自分の意図どおりの写真を撮るには、この関係性を知ることが必要です。

いろいろ設定を変え、とにかく何度も撮り続けるうちに、自分の意図撮りの写真が撮れるようになってきます。

そうすると、写真を撮るのが、どんどん楽しくなりますよ。

ぜひ、チャンレジしてみて下さいね!